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【メルセデス・ベンツ】過酷な季節を乗り越えるための対策とは?

2023.04.22
【メルセデス・ベンツ】過酷な季節を乗り越えるための対策とは?

メルセデス・ベンツなどのドイツ車にとって、日本の蒸し暑い夏はちょっと少々苦手とされています・・

輸入車は特に、年式が古くなるほどトラブルが発生する確率が高くなるんです。

 

ですが、かっこいい輸入車。一度乗ってしまうと国産車にはなかか戻れませんよね。

この記事では、そんな厳しい日本の夏を乗り切るためのポイントを解説していきます。

 

メルセデス・ベンツに限らず、車にとって夏は過酷な季節。

長時間走った後にボンネットを開けるとモワッとした熱気・・

さらに日本の夏は気温が高くなるだけでなく、湿気も多く亜熱帯にも近い環境になるため、機械である車とってはこれ以上ない悪条件の中で作動しなければなりません。

特エンジンは熱の影響をもっとも受けやすい部位でもあり、エンジンは燃料を混ぜた空気を圧縮・爆発させることによってその動力を得ています。

ここから実際に機械エネルギーへと変換されているのは少なく、その多くは熱となって放出されています。

この熱の温度が一定以上のレベルを超えてしまうと、エンジンは異常燃焼を起こしたり、最悪の場合は焼き付き等の事態を引き起こしてしまいます。

いわゆる、オーバーヒートです。

 

ガソリン自動車の進化は、熱との戦いだったと言っても過言ではないほど熱問題は重要です。

高性能なエンジンほど大量の熱を発散し、その熱によってエンジンルーム内部の様々な部分が劣化してしまいます。

エンジンを安定して回すためには一定の温度を保つことが欠かせませんが、

そこから発せられる熱がトラブルを呼んでしまうという矛盾を車は抱えています。

特に、ゴム製のシール類やホースなどは一定の温度を超えると一気に劣化が進むという性質を持っているため、

気温が高い時期に冷却系の性能低下などが重なるとエンジンルーム内に熱がこもってしまい、

オイル漏れや水漏れといったトラブルの原因となってしまうのです。

これは、その時すぐに発生することもあれば劣化がジワリと進んでしばらく経ってから症状が現れるということもあります。

 

日頃のチェック、早めの対策でトラブルは避けられる

降り注ぐ紫外線によって内装や塗装面が劣化してしまうだけでなく、熱害によってもダメージが蓄積されてしまうこれからの季節・・

まずは冷却系に溜まった汚れを取り除いて、100%の性能を発揮させてやることが重要となります。

ラジエーターの冷却能力は10年で半分ほどにまで低下すると言われているので、水漏れがなくても定期的に交換することが大切です。

エアコンも入れていないのにクーリングファンが回り続けていたり、駐車した時にエンジンルームからの熱気をとくに感じるようであれば是非チェックしてみて下さい。

車を走らせてエンジンを切った後に「シュー」というかすかな音が出ている部分がないか?時々エンジンルームをチェックすることも大切です。

インパネにある水温計の針が渋滞している時、高速を走行している時などシュチエーション別に普段どのくらいの位置にあるのかを意識して見ていれば、ボンネットを開けずともメーターだけで普段との違いを感じ取ることもできます。

高年式モデルでは警告灯の点灯など、エンジンを切って再始動で消えてしまっても、早めに点検しておくことが大切です。

オーバーヒートしていないかだけでなく、普段から水温の変化に注意しておくと冷却系のトラブルを未然に防ぐことが出来ます。

 

そうならないために、冷却によってエンジンを適正な温度に保ち、設計された性能を発揮できるような仕組みになっています。

冷却系を正常に保つことは、エンジンを守るために大切なことです。

新車時は部品も新しく、ディーラーでメンテナンスされているので気温が高くなる夏だからといってトラブルが多いというわけではありませんが、10年以上前の中古車になってくるとコンディションの差が大きくなってきます。

メンテナンスが不足している箇所を中心に劣化が進行しやすくなり、突然トラブルが発生することもあります。

 

メルセデス・ベンツが夏場に多いトラブル

メルセデス・ベンツを扱っている修理工場で、夏場に多いトラブルを聞いてみると冷却系の不具合が大多数・・

その中でもっとも多いのがラジエターのサブタンクです。

タンクに亀裂が入ってしまいそこから水漏れを起こすケースやキャップの劣化によるものも多く、ラジエターが目詰まりを起こして性能が低下していたり接続部分のゴムホースから水漏れを起こすこともあります。

クーリングファンが正常に動かず水温が慢性的に高めだったり、渋滞に巻き込まれると水温が異常に高くなるという症状も夏になるとよく聞く事例です。。

先に述べたようにエンジンを正常に動かすためには適正な温度に保つ必要があり、気温が高くなる夏は冷却系の負担が大きいのです。

さらに熱害はゴムシールや樹脂パーツの劣化を促進させるから、冷却系のメンテナンスが不足しているとトラブルがを起きる確率は高くなります。

なので、熱害を排除し冷却系を正常に保っておけば、10年以上前の車でも信頼性を大きく高めることが可能になります。

最後に

メカに関する難しいことが分からなくても、信頼できるプロによる定期的な点検などで大事を避ける事が出来ます。

メルセデス・ベンツを始めとしたドイツ車は「冬には強いが夏にはちょっと弱い」という事を忘れずに、気温が高くなるこれからの季節、熱に対する対策をしておきましょう!

 

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