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車のエアコンが効かない!その原因とは??

2022.09.24
車のエアコンが効かない!その原因とは??

まだまだ気温が暑い日が続き、お車に乗る際エアコンが欠かせないですよね。
そんな中、エアコンが急に効かなくなったら大変困りますよね。冬の時期であれば暖房が欠かせなくなります。

今回は冷房や暖房が効かなくなってしまう原因や修理方法・修理費用についてご紹介します。

エアコンが効かなくなる原因

・エアコンフィルターの詰まり

車のエアコンは、家庭用のエアコンと同じで、冷媒と呼ばれるエアコンガスを内部で循環させることで、室内の熱を外に移動させて車内を冷やしたり、冷却水の熱を利用して暖めたりしています。そのため、フィルターがつまったり冷媒が不足したりすると、うまく室内が冷えなくなってしまいます。

エアコンフィルターは、外から取り入れた空気を車内に送る際に、塵やほこりを取り除いてくれる役割を持っています。エアコンフィルターに汚れがつまると空気の通りが悪くなり、冷暖房が効きにくくなる原因に繋がります。そのため、長くフィルターを使っていると、フィルターにさまざまな汚れが溜まり、エアコンの効きを悪くしてしまいます。

・エアコンガスの不足

冷たい空気を作る役割を担うエアコンガスが不足すると、空気を十分に冷やすことができず、冷房が効きにくくなります。エアコンガスはエアコンの使用によって減ることはありませんが、車の振動でパーツの間に隙間ができ、そこから漏れ出ることで、エアコンガスが足りなくなることがあります。

・コンプレッサーの故障

コンプレッサーは、エアコンガスを液体にする役割を担っています。エアコンガスは高圧で圧縮されることで液体になり、液体が気化するときに発生する冷気が周囲の熱を奪うことで、空気が冷やされます。そのため、コンプレッサーのトラブルでガスを気体にできなければ、冷房が効かなくなります。

・エバポレーターの故障

エバポレーターはエアコンの内部にあり、熱交換器の役割を持ちます。コンプレッサーで液体化したエアコンガスは、最終的にエバポレーター内で噴射されて気化します。そのため、エバポレーターが目詰まっていたり、エアコンガスが漏れ出たりしていると、冷気を作ることができず、冷房が効かなくなります

・サーモスタットの故障

車の暖房はエンジンの熱で温まった冷却水を利用して暖かい空気を作り出します。そして、エンジンを冷ますための冷却水を制御しているのが、弁のようなパーツをしているサーモスタットと呼ばれる部品です。エンジンのスタート時に、サーモスタットが冷却水の循環を止めることで、エンジンを素早く温めています。しかし、サーモスタットが故障すれば、冷却水の循環が止まらず、冷却水が温まらないです。よって暖房が効かなくなってしまいます。

・冷却水の不足

上記のとおり、冷却水の熱がなければ、暖かい空気を作ることができません。そのため、冷却水が不足すると、暖房が効きにくくなります。また、冷却水が少なくなると、水温計で温度の上昇が確認できたり、エンジンから異音がしたりと、ほかの症状が出る可能性があります。

エアコンが効かない原因を簡易的に調べる方法

・エアコンフィルターの掃除、交換をする

エアコンに異常を感じたら、まずはエアコンフィルターを見て空気の流れがさえぎられていないか確認しましょう。一般的に、エアコンフィルターは、助手席側の収納部分のグローブボックスの奥に取り付けられています。
グローブボックスを取り外し、フィルターカバーを開ければ、エアコンフィルターを取り出すことができます。ただし、別の場所に設置されていたり、簡単にフィルターが取り外すことができない車種もあるため、あらかじめ説明書を見て確認しておきましょう。また、前回交換後から1年以上経っている場合は、網目の奥に入った汚れを落としきれない場合があるので、交換することをオススメします。

・内気循環にして最大風量にする

続いて、エアコンから冷たい空気が出ているか確認しましょう。
車のエアコンには、車内の空気を循環させて風を送る「内気循環」と、外の空気を取り入れる「外気導入」があります。外気導入の場合、車内の温度が下がっているか確認しにくいので、窓をすべて閉めて、内気循環に設定した上で冷房をつけてみましょう。風量を最大まで上げて、しばらく経っても冷房が効かなければ、どこかが故障している可能性があります。

・最低温度に設定して冷房が効いているか確認する

内気循環にして風量を最大にした状態で、冷房の設定温度を最低まで下げてみましょう。ただし、夏場など外が暑いときや、渋滞時には、冷房をつけてもすぐには冷えません。また、アイドリングストップ搭載車の場合、エンジンが止まるアイドリングストップ中はエアコンが切れてしまうため、アイドリングストップ機能をオフにしてから確認しましょう。

上記の方法を行なって見て改善されなければ、どこかの部品が故障している可能性が高いので、お近くの車屋さんやカー用品店、修理工場で見てもらいましょう。

エアコンの修理費用

エアコンガスや冷却水の補充であれば数千円でエアコンを直すことができます。エアコンガスの補充は1本あたり約3,000円が相場ですが、お車によって2〜3本のガスが必要となります。そのため、10,000円前後かかることが予想されます。また、車種や業者によってもかかる費用が異なるため、修理を検討するときの目安としてください。

コンプレッサーやエバポレーターなどの部品の故障の場合、数万円〜数十万円と修理費用がとても高額です。
部品がいつ故障するかどうかは誰にも分かりませんので万が一に備えてお車を購入する際などは保証に加入しておくことが良いでしょう。

まとめ

エアコンはカーライフを快適に送るためには欠かせない存在です。しかし、さまざまな原因で突然壊れてしまうこともあるため、1年に1回は販売店などに持ち込みエアコンの点検をしましょう。
輸入車の場合、部品代などが高額になりますので、定期点検をかかさず行い、不具合や劣化しているパーツはないかを確認し、大きな故障を未然に防ぎましょう。

 

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